漢方FAQ

なかなか赤ちゃんに恵まれません/漢方で体質改善。休養と前向きな気持ち大切

先月、体外受精をして妊娠したのですが、子宮外妊娠のため手術をしました。その後体調が優れず精神的にも落ち込んでいます。これまでも、排卵誘発剤を飲むと卵巣が腫れたりして副作用にも悩まされてきました。しかし、どうしても赤ちゃんをあきらめきれません。漢方薬で体質改善をしたいと思いますが…。(30代女性)

一生懸命治療に励み、もう少しで妊娠が現実になるというとき、非常に残念な結果になり、心も体も大変でしたね。
こんなときは、しばらくの間、じっくりと休養をとることをお勧めします。卵管も片方になり、妊娠率も低くなってしまうのではないかという不安もあると思いますが、妊娠ができなくなったわけではありません。
この方も体調を伺ってみると内膜症があり、癒着があったので内視鏡で手術をしておられました。足やおなかも冷え、目の下にクマができやすい状態でした。こういった方の場合、漢方の体質改善は効果的です。精子と卵子の相性も良く、妊娠できることは今回の事で確認できたので、後は卵が着床し赤ちゃんが居心地良いと感じるベッドを作ってあげれば良いのです。器質的障害がない場合は、腹腔内を暖め、血行を促進し、体力をつけ、貧血などの弱いところをカバーしていけば大丈夫なのです。
しばらく休養されたら、また気持ちを切り替え、ぐずぐずと不安を引きずらないことが大切だと思います。多くの女性の不妊治療に寄り添ってきましたが、ストレスに対し、明るく前向きに考えることが大事なのだと実感しています。
ご相談に見えた方にも、同じような体験をなさった方が無事ママになっておられることをお話したら安心され、また治療を頑張ろうと気分を切り替えられました。
もし、治療中で、あるいは一人で悩んでいる方がおられましたら、一度お電話ください。
女性薬剤師がきめ細かく漢方と養生のアドバイスをしていきます。

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