
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎
【症状】
症状の出方は年齢によってかなり変わります。
思春期以降、成人期 皮膚は全体に乾燥が目立ち、脂けがなく白っぽく、カサカサしています。赤みがなくても、かゆみがかなり強いものです。この状態は、夏、汗ばむ時期になると軽快し、冬、発汗が少なく、湿度の低い時期になると、乾燥肌が増強し、かゆみも強くなります。
特にくびにまわりは黒ずみ、ひじのうら、ひざのうらでは皮膚が厚ぼったく皮膚のきめがあらくなり、強いかゆみがあります(苔せん化と呼ばれます)。体に貨幣状湿疹の形で出ることもあります。
ときには顔面に紅斑を生じて徐徐に拡大し、ついに顔全体に及び、赤ら顔の状態になります。また重症になると全身の皮膚が真っ赤になり、角質がボロボロはがれ落ちてくるといった状態(紅皮症)になることもあります。こうなると、体のあちこちのリンパ節がはれてきます。
赤ら顔や紅皮症の状態は、適切な治療が行われなかった場合に起こります。季節的には夏期軽快することが多く、冬期悪化傾向がありますが、なかには四季に関係なく、一年じゅうよくなったり悪くなったりを繰り返すケースもあります。
【原因】
近年、アトピー性皮膚炎が増加傾向にありますが、特に成人期アトピー性皮膚炎の増加が話題になっています。その原因としてダニの関与があげられています。
最近の住宅の構造から、気密性の高い生活環境であることや、単位面積あたりの人数が多いことから、ダニの繁殖には好都合な環境で、ダニ抗原との接触度が増しています。
最近の学説ではダニ抗原(ダニの成分、その死体および糞を含む)が直接、皮膚表面から皮内に入り、免疫学的機序(仕組み)が働いて皮膚炎の症状が起こるといわれています。




