春は「三寒四温(さんかんしおん)」と言われるように、
短い周期で寒暖がくり返されるため体調管理が難しく
自律神経が乱れやすくなります。
「イライラ」「不安感」「不眠」「頭痛」「のどの違和感」などは、
春によく見られる症状です。
病院で検査をしても原因がわからず、不調がいつまでも続くこともあります。
「病院や薬を変えても、なかなか症状が治らない・・・」
そんな時こそ「漢方」が力を発揮します!
春に出やすい自律神経の不調に伴う症状と、それに対応する漢方を
いくつかご紹介しますね。
【不眠】
「春眠暁を覚えず(しゅんみんあかつきをおぼえず)」と言いますが
現代人の多くは、十分な睡眠の時間・質が得られず、不眠に悩んでいます。
漢方では心身の不調を改善することで、眠りやすい状態に導きます。
イライラして眠れない場合は「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」、
心身の疲労があれば「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」、
不安感が強いなら「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」
など処方します。
【頭痛】
片頭痛や緊張型頭痛だけでなく、春は進学や異動など、環境が変わることもあり
「心因性頭痛(=精神的ストレスからくる頭痛)」も多くあります。
ストレスで症状が強くなる頭痛には「柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)」、
めまいやふらつきなどがある頭痛には「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」
などを処方します。
【のどの違和感】
のどの辺りに違和感がある場合、アレルギーや気管支炎などの症状もありますが、
ストレスが原因の場合もあります。
不安感や不眠を伴う場合は「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」、
胃腸の不調を伴う場合は「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」など処方します。
のどの違和感は、更年期症状の一つにも挙げられており、
「気分が落ち込む」「身体がほてる」「眠れない、眠りが浅い」
などの症状もあれば、更年期症状の可能性も!
思い当たる方は、ぜひ千幸堂にご相談下さいね。
春は新しくスタートを切るシーズンですが、新型コロナウイルスの影響で、
不自由な毎日を過ごしていらっしゃる方も多いと思います。
家庭でも仕事でも不安が募る今だからこそ、漢方で自律神経を健やかに保ち、
日々を笑顔で過ごしていって頂ければと願っています。
来店されなくても、LINEでの相談で漢方を処方し、お送りできます。
是非、LINEでご連絡くださいませ。
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