漢方ブログ

コロナ不安と梅雨の不調・・・漢方のチカラで健やかに!

緊急事態宣言が解除されましたが、テレビやメディアの連日の報道を見ると、
「元通りの生活」というまでには、まだまだ時間がかかりそうですね。

私たちの身体は、不安になればなるほどストレスを強く感じて、
免疫力の低下まで起こしてしまいます。「不安」は、できればあまり感じたくない
感情の一つですが「危険を察知する、回避する」など、
私たちが生命を維持していく上で、必要な感情でもあるのです。

不安を和らげる漢方として「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」
「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」などがあります。
半夏厚朴湯は、「咽喉が詰まったような苦しさ」や
「胸部(胃や肺)の緊張による動悸や息苦しさ」などの症状に対して効果があります。
柴胡加竜骨牡蛎湯は、心身ともに強い過敏状態が続いている場合に効果があります。
例えば「小さな物音が気になって眠れない」「自分でもわからない焦りや
不安を感じ、いてもたってもいられない状態」などです。

このように強い不安を感じている場合、東洋医学では、
過剰な動悸や息苦しさを起こしにくい身体に改善していきます。
身体にそのような症状が起こらなくなれば、いたずらに
不安を感じなくてすむようになっていきます。
「何となく、気持ちが落ち着かない・・」「気分が上がらないなぁ・・」
という方は、ぜひご相談くださいね。

そして、これから続く梅雨時期に起こりやすい身体の症状として
「胃腸の不調」があります。
湿気によって身体の中に余分な水が溜まりやすくなり(=水毒「すいどく」)
「食欲がない」「胃がもたれる」などの症状が出やすくなります。
食べ物の消化能力が落ちると、十分なエネルギーが補給されないため
疲れやすくなる=「梅雨だる」を起こすというわけです。

そんな時オススメの漢方が「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」
「香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)」です。
藿香正気散は「暑さによる食欲不振」
「重だるさを伴う下痢・腹痛の夏風邪」などに効果があります。
香砂六君子湯は、「食欲がなく、みぞおちが使えた感じがする」
「気力が衰えて、食欲がわかない」という方にオススメです。

東洋医学では「天候と体調は影響し合う」と考えます。
心も身体も不調を感じやすい梅雨時期を、
漢方の力で健やかに過ごしていきましょう!!
1日495円~で、漢方をお試しできます。
詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

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