残暑はまだまだ厳しいですが、朝夕の気温も下がってきましたね。
この時期は、空気も少しずつ乾燥し始めます。
肺は乾燥に弱く、弱ると咳が出る、鼻水が止まらない、鼻が詰まるなどの不調もあらわれます。気温が下がることで、水分補給量が自然と減ってしまうので、こまめな水分補給は忘れずに行うようにしてください。
また、肺は大腸とも深く関わっていることから便秘にも注意が必要です。腸内環境の悪化は心身ともに影響するため、食物繊維などを意識して食べるようにして、お腹周りをしっかりと動かすようにしてください。食物繊維は海藻類や穀物類、キノコ類などに多く含まれています。
暮らしのワンポイント!
【梨】
肺の乾燥から来る咳などを和らげる『潤肺』の作用や、心を落ち着かせる『清心』作用、体内の熱を冷ます『清熱』などの作用があります。
このため、秋から冬に特有の口内の渇きを和らげてくれます。
昔からの中国の民間療法では、小児喘息や風邪による咳、急性の気管支炎の症状を和らげるために用いられてきました。
生のままだと身体を冷やすことがあるので、食養生的には蒸して食べるのがお勧めです。
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