皆様こんにちは。薬剤師の神田です。
広島の桜はそろそろ葉桜が出始めました。少し名残惜しいですが、また来年が楽しみです。
この時期に多いご相談は「花粉症」です。
今日は「鼻水タイプ」と「鼻づまりタイプ」それぞれオススメの漢方薬と生活アドバイスについてお伝えしますね。
「鼻水タイプ」
□水のような無色透明のサラサラした鼻水が出る
□くしゃみが１日に何度も出る
□身体が冷えると酷くなる
□朝起きてからしばらく鼻水がひどい
このような「鼻水」の症状でお悩みの方にオススメなのが「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」です。
鼻水やくしゃみ、鼻炎などの症状は、冷えなどにより体内に余分な水分が溜まることで起こると漢方では考えられています。「小青竜湯」は、冷えた鼻を温め、余分な水を身体から排出することで、花粉症など鼻炎の症状を改善します。鼻風邪の改善にも効果的なので、手元に置いておくと安心です。眠くなる成分は入っていません。
くしゃみが止まらないときは、JPS鼻炎錠も一緒に飲むと、素早く鼻水・くしゃみを鎮めてくれます。
★生活アドバイス
冷たい飲食物の摂り過ぎに注意して、身体を冷やさないようにしましょう。
身体を温める効果があると言われているネギ、ショウガ、フキ、シナモンなどを取り入れると良いでしょう。また、しょうが湯なども効果的です。
「鼻づまりタイプ」
□鼻づまりが強い
□くしゃみや鼻づまりが治まっても鼻づまりだけが残る
□少し粘り気のある鼻水がでる
□お風呂など温まると、鼻づまりが軽減される
このような「鼻づまり」の症状でお悩みの方にオススメなのが「葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい) 」です。
漢方では冷えなどによって身体の抵抗力が低下することで鼻の血行が悪くなり、鼻づまりや慢性鼻炎、蓄膿症などの症状が起こると考えています。
葛根湯加川芎辛夷は、身体を温めながら血行を良くし、鼻の通りを良くすることで、つらい鼻づまりを改善します。鼻づまりが強い方、長引いて慢性化した鼻炎、蓄膿症に効果があります。眠くなる成分は入っていません。
鼻づまりがひどくて、夜が眠れない方は、寝る前にJPS鼻炎錠を３錠飲まれると、鼻炎の症状が軽減され、寝つきがよくなります。
★生活アドバイス
蒸しタオルなどで鼻を温めたり、お風呂で身体を温めると鼻の血行が良くなります。冷たい飲食物の取り過ぎに注意し、身体を冷やさないようにしましょう。身体を温め鼻の症状に効果があると言われているネギ、ショウガ、ニンニク、フキ、シナモンなどを少量ずつ取り入れると良いでしょう。
千幸堂には他にも花粉症撃退セットをご用意しております✨
漢方薬は合う合わないがありますので、ぜひ千幸堂の薬剤師または登録販売者にご相談ください。
今年の春は、身体の内側から体質改善をして、スッキリ快適な生活を手に入れましょう！
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