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ある病気の人には共通項がある?? 〜今月のご挨拶〜(漢方の千幸堂薬局 代表薬剤師 赤座千幸)

千幸堂_ご挨拶_201308

残暑が厳しい毎日ですが、皆様体調はいかがでしょうか?お墓参りに行った時、ろうそくが暑さで溶けているのには驚きました。
さて、今回のお話は、性格病理学と言って「ある病気の人には共通項がある」ということについてお話いたします。

例えば、花粉症。
花粉症の人を観察し続けていると、「花粉症の人は完全主義者である。」ということを感じられます。完全主義者というのは、何でも完全にやらなければならないと思っている人のこと。テストで70点取れたら「よし」と考える人もいますが、90点取ったのに「まだ90点だ」と考える人は、なぜか花粉症になるようです。

20年間花粉症に苦しんだある男性は、「もしかしたらそのせいで花粉症になったのかもしれない」と思い、その年はなるべく力を入れないようにリラックスして過ごしたのだそうです。仕事もあまり必死にならず、「完璧にやらなくてもいいじゃないか」と思いながらやってきました。そうしたところ、その年は例年の15~20%しか症状が出なかったそうです。

次に、アトピー。
あるお医者さんの話です。「アトピーの人たちには、その人を強力に支配したがる人が存在する、という共通項があるんです。それは、父親だったり、母親だったり、祖父母だったり、親せきだったり、といろいろですが、とにかくその人をコントロールしたいと思っている人がいるということです。その人が支配を強めるほど、その人はアトピーがひどくなります。」

アトピーの原因は一つではなく、様々ありますので、改善に役に立つかも知れません。アトピーの周りにはその人に対して強い影響力を持った人がいる、ということ。そして、その影響力を持つ人の機嫌が良い時は症状が軽くなり、機嫌が悪い時はひどくなるという事実がありました。

もし皆さんの親戚や友人の中にアトピーの方がおられるとしたら、この話をすると少しは改善につながるかもしれません。頭の片隅においてくださいね。

これは、小林 正観さん著「100%幸せな1%の人々」という本に書かれています。いつも医学的に病を見る癖のついている私にとっては、性格が病気に影響しているという考え方は新鮮でしたし、そういえば、私もそのように感じた事があると過去の患者さんのことを思い出しました。

最後にこの本の中で書かれていて、もう一つ、皆さんにご紹介したい事がありました。お金に困らない人の共通項は、「トイレの蓋がしまっている」ことなのだそうです。特にピカピカに磨いてから閉めること。家に限らず、仕事場やデパートや公民館など自分が入ったトイレは全てキレイに磨いて蓋をする様にすると臨時収入や仕事がやってくる。というのです。

本当でしょうか?
私も明日からまた、頑張ってトイレ掃除をして蓋を閉めるようがんばります。

ともあれ、皆様、この残暑です。何か体調不良があればいつでもご連絡くださいませ。お待ちしております。

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