一年を通して女性の上位に君臨する”冷えのお悩み”。
今回は東洋医学から見た【冷え】とその対策方法をお伝えしていきます。
冷え性のタイプは大きく分けて2つ。
①体の熱を作り出せない熱不足タイプ
②巡りが滞り全身に熱が届かない循環不足タイプ
【熱不足タイプ】熱を作るための “気”が不足気味。
東洋医学で“気”とは運動や代謝など、
体や心を動かすために必要な目に見えない生命エネルギー。
この“気”が不足すると全身を温める事が出来ず全体的に冷えやすい傾向に。
他にも疲れやすい、風邪をひきやすい、足腰のだるさも伴います。
また、“気”を作るための胃腸関係のトラブルも多いのも特徴です。
*熱不足タイプの方は、エネルギーの無駄使いをしない事。
消化に良いものを摂り、質の良い休息をとる事が大事です。
食べ物の消化には莫大なエネルギーが使われるため、お粥や野菜スープ、
消化を助け体を温める生姜がおすすめ。
⇒紅参、十全大補湯
【循環不足タイプ】熱の巡りが悪く隅々まで温まりにくい状態。
“気”だけではなく“血”や“水”も停滞し、局所的な冷えや下半身の冷えが特徴です。
ストレスや環境の変化、不規則な生活が原因となり巡りが悪くなります。
*循環不足な方は、心と体を動かす事。
ウォーキングや腹式呼吸を意識したストレッチ、
リラックスを心がける事が大切です。
巡りが悪い状態は身体全体が緊張状態となり、
末梢血管が収縮する事で熱が詰まり気味に。
ゆっくり半身浴をして柑橘やラベンダー等の香りを取り入れる時間もおすすめです。
⇒田七人参、芎帰調血飲第一加減
ご自分がどういうタイプなのか知りたい方は、ご予約の上お気軽にご来店ください。
問診や体質チェックでタイプに合わせた漢方を選びましょう!
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