皆様こんにちは。登録販売者・管理栄養士の竹内です。
少しずつ暖かくなり、春が近づいてきましたね。
春の養生のポイントは2つあります。
まず一つ目は「風」に注意が必要です。春の邪気は「風」で、春一番というように春先は風が強い季節です。漢方では風邪(ふうじゃ)と言い、風邪(ふうじゃ)によってウイルスなどが身体に入りやすくなるため、花粉症やアトピーのある人は症状が激しく出ることがあります。
二つ目は、「肝」を労わることです。
春は「肝」の気が高まる季節と言われています。「肝」の気が高まると興奮してイライラしやすくなり、頭痛や高血圧、顔のむくみ、鼻炎などの原因となります。
春の薬膳のポイントは、「肝の働きを助ける」ことと、そして「血を補う」ことです。
それにはまず、解毒作用のある山菜や緑の葉野菜を意識して摂るようにしてください。これは、春に対応する色が「青」だからです。青い食材は肝の働きを助けてくれます。また、酸味のものを食べる、これは「酸」味が「肝」を癒すとされているからです。そして「血を補う」お肉やお魚、卵などのタンパク質が春のオススメの食材です。
そこで今日は、「肝」の働きを助ける緑のほうれん草と「血」を補う卵を使った、フライパンで出来る【餃子の皮キッシュ】のレシピをご紹介いたします。
材料と作り方(3~4人分)
- ほうれん草 1束(ゆでて水気を絞り、食べやすい長さに切っておく)
- 玉ねぎ 1/4玉(薄切り)
- ベーコン厚切り 2~3枚(1㎝幅に切る)
- お好みの食材(きのこ、じゃが芋など) 50g程度
- 塩、こしょう 少々
〇卵(Lサイズ) 2個
〇牛乳 100cc
〇マヨネーズ 大さじ1
〇コンソメ 小さじ1/2
餃子の皮 10~15枚/ピザ用チーズ 適量
- の材料を加熱しておく。フライパンで炒めるか、レンジで加熱して粗熱をとっておく。
- 〇をボウルに入れてよく混ぜる。(卵液)
- フライパンに油を塗り、餃子の皮を並べる。
- 2の卵液に1を入れてよく混ぜ、フライパンに流し込む。上からピザ用チーズをのせる。
- 火をつけて蓋をして弱~中火で15~20分ほど加熱する。卵液が固まれば完成。
お好みでケチャップなどつけてお召し上がりください。小さめのココットに入れて焼けば栄養たっぷりの朝ごはんにもなります。餃子の皮なしでそのまま卵液をフライパンに入れて焼いても美味しく作れます(スパニッシュオムレツ風)。ぜひ一度作ってみてくださいね。
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