いよいよ梅雨明けも近づき夏本番も迫っていますが、皆さまお身体の調子はいかがでしょうか。
食べ物の習慣によって認知症になる割合に差が出てくる
今回は中医薬膳から見た認知症予防についてお話いたします。タイトルでもありますように、日本の認知症患者割合は世界第1位。2位はイタリア、3位はドイツです。いずれも先進国で寿命が長い国でした。
反対に認知症患者割合が少ない国の第1位はフランス、第2位はインド、第3位は南アフリカでした。認知症の少ない理由、南アフリカが3位なのは、平均寿命が60代の為で認知症になる前に亡くなられる方が多いからです。フランスは赤ワインの「ポリフェノール」インドは食事のカレー「ターメリック」をほぼ毎日食べたり飲んだりするためではないかと考えられています。いずれも抗酸化作用がある食材です。
食べ物の習慣によって、認知症になる割合がこのように差が出てくるのです。
日頃からどのように養生すれば認知症を防げるのでしょうか?
公衆衛生学の専門書によると、清潔で所得が高い国の都市部ではアルツハイマー型の認知症の発症率が高いということが分かってます。西洋医学の薬でも認知症は防ぐことや進行を止めることができません。
東洋医学における認知症予防の養生法では
- 脳血流を良くするため血液を粘らさない
- 腎(ホルモン)の働きを悪くさせない
- 身体の潤いを保つ
- ストレス過剰の状態をやわらげる
- 疲れを回復させる
などの効果がある漢方薬を飲むことが大切とされています。
認知症予防の効果がある生薬も明らかになってきています。羚羊角、遠志、沈香です。食べ物では、クルミ、栗、あじ、牡蛎、ウズラの卵、食物繊維などです。
是非、毎日の食習慣に取り入れていきましょう。
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