漢方ブログ

#12 あっちもこっちも不調。でも、やさしく生きていく

─春に寄り添う「微不調主義」のすすめ

春になると、体がざわつきませんか

桜の便りが届き始めるこの頃、朝起きてなんとなく体が重い、目がかゆい、喉がいがらっぽい……そんな「なんとなくの不調」を感じている方、多いのではないでしょうか。

「また花粉のせいかな」と思いつつも、どこか心まで落ち着かない。

春は、体も心もざわつく季節です。でもそれは”壊れている”のではなく、”季節に反応している”だけかもしれません。──その不調は、あなたの体が「ちゃんと生きているよ」と発しているサインなのだと、私は思っています。

不調は、体からの手紙です

私は漢方の相談をお受けする中で、いつもお伝えしていることがあります。「体は、言葉を持たないけれど、ちゃんと話しかけてきますよ」と。

体の重さ、肌のかゆみ、なかなか寝つけない夜。それらは、黙ってあなたに「ちょっと休んで」と伝えているのだと思います。

だからこそ、無理に抑え込むよりも、まずは耳を澄ませてあげてほしいのです。不調とは、体からの手紙のようなもの。その手紙を読まずに捨ててしまうのは、少しもったいないですよね。

春の不調を和らげる、三つの小さな習慣

では、具体的にどうしたらいいか。私自身がこの季節に実践していることを、三つご紹介しますね。

① 菊花茶で、目と気持ちをほっとひと息

パソコンやスマートフォンで目を酷使しがちな毎日に、菊花茶はおすすめです。菊花には抗酸化作用や炎症を和らげる働きがあるとされ、目の疲れやほてりが気になる方にぴったりです。温かいお茶をゆっくり飲む、その時間そのものが体をゆるめてくれます。

② 耳を軽く押して、深呼吸

耳には自律神経に関わるツボが集まっています。耳たぶや耳の上のほうを指でやさしく揉みながら、ゆっくり深呼吸してみてください。リラックスやストレスの緩和が期待できますし、私も相談の合間にやっています。一分もかかりませんから、ぜひ今日から試してみてくださいね。

③ 「眠ること」を最優先にする

睡眠が不足すると免疫力が下がり、花粉症などのアレルギー反応が強くなりやすいといわれています。薬や漢方を増やす前に、まずは「今夜ちゃんと眠る」ことを一番に考えてみてください。早めに照明を落とす、寝る前のスマートフォンを控える、それだけでも睡眠の質はずいぶん変わります。

微不調主義──完璧を求めない暮らし方

かつての私は、少しの不調にも焦っていました。「早く治さなきゃ」「漢方を増やそう」と、あれこれ手を出してしまうことも。

でも還暦が近づいた今、不思議と考え方が変わってきたんです。

体は、いつも完璧ではなくていい。少しのだるさや重さがあっても、それは生きている証。「今日はこのくらいで上出来」と、自分にやさしくできるようになりました。

不調を敵にするのではなく、「今の自分はこういう状態なんだな」と受け止める。それが、私が「微不調主義」と呼んでいる考え方です。

千幸堂にできる”ちょっとした漢方の力”

とはいえ、「気持ちの持ちよう」だけでは乗り越えられないこともあります。

千幸堂では、春先の不調にお悩みの方に、体の内側から整える漢方や栄養素のご提案をしています。

なかでも、私がこの季節に手元に置いているのが、ミトコンドリアを元気にする【BCEエキス】です。ミトコンドリアは、すべての細胞のエネルギー工場。ここが元気になると、体全体の底力が違ってきます。花粉やストレスで揺さぶられても、「立て直す力」が内側から湧いてくる──そんな感覚を実感しています。

漢方も栄養素も、体質やお悩みに合わせてお選びするのが千幸堂のやり方です。「最近なんとなく不調で……」そんなひと言だけでも大丈夫ですので、気軽にご相談くださいね。

春を、やさしく生きていく

春の風に吹かれた花が、ゆらゆら揺れながらも、また立ち上がるように。私たちの体も、ざわつきながら、ちゃんと季節に適応しようとしています。

“あっちもこっちも不調”な春。でも、その不調は、あなたの体がちゃんと生きている証です。

つらい時も、元気な時も、千幸堂はいつもそばにいます。この春も、どうぞやさしくお過ごしくださいね。

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