─春に寄り添う「微不調主義」のすすめ
春になると、体がざわつきませんか
桜の便りが届き始めるこの頃、朝起きてなんとなく体が重い、目がかゆい、喉がいがらっぽい……そんな「なんとなくの不調」を感じている方、多いのではないでしょうか。
「また花粉のせいかな」と思いつつも、どこか心まで落ち着かない。
春は、体も心もざわつく季節です。でもそれは”壊れている”のではなく、”季節に反応している”だけかもしれません。──その不調は、あなたの体が「ちゃんと生きているよ」と発しているサインなのだと、私は思っています。
不調は、体からの手紙です
私は漢方の相談をお受けする中で、いつもお伝えしていることがあります。「体は、言葉を持たないけれど、ちゃんと話しかけてきますよ」と。
体の重さ、肌のかゆみ、なかなか寝つけない夜。それらは、黙ってあなたに「ちょっと休んで」と伝えているのだと思います。
だからこそ、無理に抑え込むよりも、まずは耳を澄ませてあげてほしいのです。不調とは、体からの手紙のようなもの。その手紙を読まずに捨ててしまうのは、少しもったいないですよね。
春の不調を和らげる、三つの小さな習慣
では、具体的にどうしたらいいか。私自身がこの季節に実践していることを、三つご紹介しますね。
① 菊花茶で、目と気持ちをほっとひと息
パソコンやスマートフォンで目を酷使しがちな毎日に、菊花茶はおすすめです。菊花には抗酸化作用や炎症を和らげる働きがあるとされ、目の疲れやほてりが気になる方にぴったりです。温かいお茶をゆっくり飲む、その時間そのものが体をゆるめてくれます。
② 耳を軽く押して、深呼吸
耳には自律神経に関わるツボが集まっています。耳たぶや耳の上のほうを指でやさしく揉みながら、ゆっくり深呼吸してみてください。リラックスやストレスの緩和が期待できますし、私も相談の合間にやっています。一分もかかりませんから、ぜひ今日から試してみてくださいね。
③ 「眠ること」を最優先にする
睡眠が不足すると免疫力が下がり、花粉症などのアレルギー反応が強くなりやすいといわれています。薬や漢方を増やす前に、まずは「今夜ちゃんと眠る」ことを一番に考えてみてください。早めに照明を落とす、寝る前のスマートフォンを控える、それだけでも睡眠の質はずいぶん変わります。
微不調主義──完璧を求めない暮らし方
かつての私は、少しの不調にも焦っていました。「早く治さなきゃ」「漢方を増やそう」と、あれこれ手を出してしまうことも。
でも還暦が近づいた今、不思議と考え方が変わってきたんです。
体は、いつも完璧ではなくていい。少しのだるさや重さがあっても、それは生きている証。「今日はこのくらいで上出来」と、自分にやさしくできるようになりました。
不調を敵にするのではなく、「今の自分はこういう状態なんだな」と受け止める。それが、私が「微不調主義」と呼んでいる考え方です。
千幸堂にできる”ちょっとした漢方の力”
とはいえ、「気持ちの持ちよう」だけでは乗り越えられないこともあります。
千幸堂では、春先の不調にお悩みの方に、体の内側から整える漢方や栄養素のご提案をしています。
なかでも、私がこの季節に手元に置いているのが、ミトコンドリアを元気にする【BCEエキス】です。ミトコンドリアは、すべての細胞のエネルギー工場。ここが元気になると、体全体の底力が違ってきます。花粉やストレスで揺さぶられても、「立て直す力」が内側から湧いてくる──そんな感覚を実感しています。
漢方も栄養素も、体質やお悩みに合わせてお選びするのが千幸堂のやり方です。「最近なんとなく不調で……」そんなひと言だけでも大丈夫ですので、気軽にご相談くださいね。
春を、やさしく生きていく
春の風に吹かれた花が、ゆらゆら揺れながらも、また立ち上がるように。私たちの体も、ざわつきながら、ちゃんと季節に適応しようとしています。
“あっちもこっちも不調”な春。でも、その不調は、あなたの体がちゃんと生きている証です。
つらい時も、元気な時も、千幸堂はいつもそばにいます。この春も、どうぞやさしくお過ごしくださいね。







