漢方ブログ

牡蠣は漢方の一物全体という言葉にぴったりな食べ物です

牡蠣_Chiyukidoブログ_アイキャッチ画像
紅葉が一段と色を増す季節となりましたが、皆様、お変わりございませんか?
今回は、これから季節に旬を迎える牡蠣と漢方薬の関係についてご紹介いたします。

牡蠣の殻の部分(牡蛎:ぼれい)を生薬として使っている漢方薬

漢方薬には、牡蠣の殻の部分(牡蛎:ぼれい)を生薬として使っているものがたくさんあります。
例えば
〇安中散(あんちゅうさん)
〇桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
〇柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
などが牡蛎(ぼれい)を使っている漢方薬になります。

漢方薬としての牡蛎(ぼれい)の効果

〇安静作用(高ぶる心を鎮める作用)
〇寝汗(盗汗)・遺精・帯下など漏れ出る状況の改善
〇腫瘤・リンパ腺炎など腫れの改善
〇胃酸を抑える作用
などを持っています。

牡蠣は漢方薬と栄養素の両方から健康にアプローチできます!

牡蠣の効果は殻の部分だけにとどまらず、身の部分であるボレイニク(牡蛎肉)には、有機亜鉛が多量に含まれているため、食べる事で、体内の正常な細胞分裂や免疫力を高めたり、脳の発達や精神を安定させます。

牡蠣は一物全体という言葉にぴったりな食べ物ですね。殻はさすがに食べれませんが、古来の知恵で人類の役に立っている食べ物です。ぜひこの季節食養生に取り入れてみてくださいね。

体質に合わせて漢方薬をお選びできます

漢方薬は粉薬で1日486円です。何日分からでもお出しできますが、初回は14日分でお出しすることが多いです。粉薬が苦手な方は、錠剤や液体もございますので、ご相談くださいませ。

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