漢方ブログ

#3 焦げてもいい。焦らないで。

AGEと春の肝臓に効く、ゆるデトックス習慣

朝、少し焼きすぎたトーストを見つめながら、ふと思うことがあります。 焦げた香りって、なんだか幸せな匂いだなあ、と。

ホットケーキのきつね色、焼きたてのパンの端にできる少し黒い部分── あの香ばしさは、日々のささやかな楽しみのひとつです。

けれど、健康の観点からお伝えすると、あの「焦げ」の正体は、AGE── 最終糖化産物と呼ばれるもの。体の中に溜まっていくと、肌のハリが失われたり、血管が硬くなったりと、老化を進める原因のひとつになるといわれています。

「じゃあ、焦げは絶対ダメなの?」

そう思われるかもしれません。 でも私は、焦げをゼロにしようとしなくていいと思っています。 大切なのは、焦らず、できることを少しずつ続けること。 焦っても仕方がないのです。

春は、肝臓がいちばん活発に働く季節です。 東洋医学では「春は肝の季節」といわれ、冬の間にため込んだ老廃物を体が自然と外に出そうとする時期にあたります。つまり、デトックスには今がベストタイミングなのです。

ただ、この季節は花粉症で体が重くなりやすい時期でもありますよね。

実は私も、花粉症の薬を飲んだら頭がぼんやりしてしまい、気づいたら機嫌まで悪くなっていたことがありました。薬で症状は止まっても、やりたいことができなくなってしまう。そのとき改めて、元気に動ける体のありがたさを深く感じました。

だからこそ、薬だけに頼るのではなく、体そのものの力を底上げしてあげたいのです。

焦げを減らすコツは、思ったより簡単です。 パンは焼きすぎないように気をつけて、バターは後のせにする。食卓にブロッコリースプラウトやピクルスを一品加えて、体の解毒を助けてあげる。

私はこれを「ゆるデトックス」と呼んでいます。 頑張りすぎない、ゆるい解毒の習慣です。

完璧にやろうとすると、かえって続かないもの。 できることを少しずつ。自分のペースで整えていく。 春の解毒は、体だけでなく、心のほこりまでそっと払ってくれるように感じます。

焦げてもいい。焦らないで。 今日も、あなたの体は、ちゃんと生きています

千幸堂は、そんな毎日の「ちょっとした工夫」を、漢方や栄養の力で応援しています。 気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

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