漢方FAQ

アトピー体質の冬の乾燥肌対策は/漢方入り軟膏で改善を

冬場はいつも乾燥するために肌が痒(かゆ)くなります。もともとアトピー体質なので保湿剤も薬も使ってコントロールしていますが、今までの手当てではしっかりと保湿できません。皮膚から白い粉が出てくるのがとても不快です。(20代女性)

アトピー体質の方の皮膚は、冬は乾燥するため、かゆみがひどくなってしまうことがあります。
まぶたの上や、ほほ、口の周りなど汗腺が少ないところに症状が出やすくなります。白い粉が出てくるのは、角質が細かく剥(は)がれ落ちているためです。
今までのスキンケアでは物足りない部分へ漢方薬の入った軟膏(なんこう)を使うことで症状を改善することができます。
配合されている漢方薬の種類により軟膏を使い分けることができます。赤味や炎症がひどいところにはウコンやオウバクが配合されている軟膏、血行改善しながら肌が乾燥に強くなる保湿用にはトウキやごま油を使った軟膏を、それぞれ使用します。
これらは、ステロイドを含んでいないので何度でも使用できますし、顔面にも安心して使えます。漢方薬のニオイが少し気になるかもしれませんが一度試してみてください。冬場にしっかりとした素肌作りをすることは、夏場に汗で痒くなりにくい素肌を作ります。
そしてお風呂に入るときには、石鹸で洗いすぎたり、熱めのお湯につかりすぎたりしないようにすると良いでしょう。洗いすぎや熱めのお湯での長時間の入浴は、かゆみや乾燥がひどくなる原因になります。
また、最近ではアレルギー症状を緩和させるために、EPAとDHAとエゴマ油、オリーブ果実水溶エキスなどを食する方法がみつかっています。サプリメントとして飲みやすいものが出ていますから、ぜひスキンケアとともに試してみると早くきれいな肌になれるでしょう。

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