毎年、夏になると体がだるく疲れがとれなくなります。昼間は会社の涼しい部屋で仕事をしているので大して疲れるはずはないのですが、一晩休んでも疲れがとれません。病院で検査をしても原因が分かりません。なぜでしょうか?(40代男性)
もともと疲れがたまっているところへ、夏は冷たい食べ物や飲み物がおいしくなり、冷房の中で生活しているのに、つい大量に冷飲をしてしまいがちです。
内臓がすっかり冷え切ってしまったために、機能が落ちてしまい、体の回復機能が働かなくなってしまうのです。
体が冷えてくると神経系、免疫系、内分泌系の3つのネットワークのバランスが崩れます。
そんなときは、漢方の「牛黄」をお勧めします。
「牛黄」はこの崩れたバランスを正常な状態に、いち早く近付けてくれる漢方なのです。この「牛黄」を高濃度に含有した漢方処方を「清心丸」といいます。鎌倉時代より日本に伝わり、徳川家康も愛用していた滋養強壮処方です。
疲れを回復するのに滋養強壮が大切といわれますが、これは自然治癒力を賦活させることなのです。
自分の体調不良が原因不明のときこそ、自然治癒力を高め自分の体は自分で治しましょう。西洋医学の方でも、原因不明の慢性疲労には、まず漢方薬とビタミンB12やビタミンCが良いとされています。
疲労は休みなさいという体からのメッセージです。疲労が蓄積していくとリセットできなくなります。そうなる前に早めに漢方をお試しください。漢方は使い方や飲み方に工夫がいることがあります。
ぜひ薬剤師に相談してから、服用してくださいね。
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