副腎疲労症候群の予防に漢方薬を役立て、元気を取り戻そう!

朝、起きるのがつらくて何回も会社を休んでいます。病院で調べても特に悪いところもないのに、といわれました。ストレスでうつっぽくなっているのではといわれて、少しショックを受けています。ネットで調べるとコロナ後遺症の症状に近いと思ったり、または副腎疲労症候群とも書いてあり、どちらにしても病院の薬はないので漢方って効きますか?(40代女性)

漢方の千幸堂薬局では『副腎疲労症候群の漢方相談』にメールやLINEで対応しているのでお問い合わせください。

副腎とは腎臓の上にある小さなピラミッド型の臓器です。抗ストレスホルモン(コルチゾール)を分泌しています。 ストレスで副腎が疲弊してくるとホルモンの分泌が悪くなりストレスに対処できなくなり、慢性疲労やうつ症状などの症状が出ます。 これが、「副腎疲労症候群」です。

ストレスが長期にかかり、副腎疲労の状態になった時には、まず副腎の中にコレステロールが流入し、コルチゾールを作る準備をします。そのためにはビタミンCや他のミネラルが必要です。

栄養バランスが悪いときには、コルチゾールを作る材料が少ないので、疲れを取ったりストレスに適応するためのホルモンができないのです。

一方、漢方薬は、副腎の働きを助けるだけでなく、胃腸を整え、気の巡りを良くして、疲労感を改善していくことができます

副腎疲労症候群の症状には、下記のように様々あり、病院で確定することができにくい症状です。

疲労感:ストレス時や夜に悪化、ひどくなると朝から動けない
精神不安定:落ち着きがない、興奮、上の空、気が散る、我慢が出来ない
消化器異常:食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛
ストレス下で、機能性低血糖症に陥りやすい
欲求過多:塩分、砂糖、カフェイン、スパイス
頻拍、動悸、過呼吸(パニック発作)


こういう時こそ、身体全体のバランスを取っていける漢方が有効です。

漢方で体全体のバランスを取り、副腎疲労症候群を予防する体質づくりが大切だと考えます。

副腎疲労症候群でお悩みの方は
漢方の千幸堂薬局にご相談ください
  • 体質にぴったり合わせて、漢方薬を試していきたいけど、どのようにすれば良いの?
  • 自己流漢方では副腎疲労症候群がなかなか緩和できない
  • 漢方の力で自然治癒力を促進しつつ、不足している栄養素を補給し、正常化につなげていく方法をご提案しています。
  • 漢方の千幸堂薬局が漢方の体質を分析し、副腎疲労症候群の対策をご支援します!
  • 漢方が初めての方でも、値段の相場をお伝えしたり、予算をお見積もりすることも可能です。
  • お急ぎのときはお電話でお問合せください。
受付:11時~17時(水日祝・定休)
目次

副腎疲労症候群とは?

副腎疲労症候群とは、長期間にわたるストレスや疲れによって、副腎皮質ホルモンの分泌が低下し、身体のさまざまな機能が低下する状態を指します。主な症状としては、疲れやだるさ、集中力や記憶力の低下、不眠症、不安やうつなどが挙げられます。

この症状は、疲労感や免疫力低下、ホルモンバランスの乱れなど、身体に様々な影響を及ぼすため、予防が非常に重要です。

副腎疲労症候群をチェックするには?

副腎疲労症候群の初期症状は微妙なもので、見過ごされやすかったり、他の要因に起因していたりすることがあります。これらの初期症状を認識することで、より深刻な段階に進む前に問題に対処するのに役立ちます。ここでは、副腎疲労症候群の初期症状をいくつかご紹介します

下のリストをセルフチェックしてみてください。

  1. 持続的な疲労感:睡眠をとっても、常に疲れを感じる。休息や睡眠をとっても疲れがとれず、日常生活に支障をきたす。
  2. 目覚めが悪い:十分な睡眠をとっても、朝起きるのがつらく、朝からぐずぐずすることがよくある。
  3. 感染症への感受性が高まる:免疫力の低下により、アレルギーの頻発や、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかる頻度が高くなる。
  4. 塩辛いものや甘いものが食べたくなる:血糖値や電解質のバランスが崩れ、それを補うために塩分や糖分の多い食べ物を欲するようになる
  5. ストレスへの対処が困難になる:ストレスに敏感になり、些細なストレスにも対応できなくなる。
  6. 気分の落ち込みやイライラ:気分が不安定になったり、イライラしたり、感情的になりやすくなったりする。
  7. 脳内霧:集中力の低下、記憶力の低下、精神的な霧のような感覚など、認知的な障害がある。
  8. 立っているとふらふらする:急に立ち上がったときに頭がボーッとしたり、めまいがする。
  9. 軽いうつ状態:気分の落ち込みや軽いうつ状態がある。

副腎疲労症候群に注意する人とは?

副腎疲労症候群に注意する人は、下のような方です。

  • 慢性的なストレス: 慢性的なストレス:仕事や人間関係などのストレスに長期間さらされることは、副腎疲労症候群の主な原因です。ストレスの多い時期には、コルチゾールが絶えず必要となり、副腎が疲弊し、機能不全に陥ることがあります。
  • 睡眠不足: 睡眠不足、または睡眠の質の低下は、副腎疲労の原因となることがあります。回復のための睡眠は、副腎を含む身体の回復と再生に不可欠です。適切な睡眠の欠如は、ストレスを悪化させ、副腎にさらなる負担をかける可能性があります。
  • 栄養不足: 必要な栄養素が不足している食事は、副腎の機能に悪影響を及ぼします。高度に加工された食品、過剰な砂糖、カフェイン、アルコールの摂取は、副腎にさらなるストレスを与え、十分なホルモンを生成する能力を妨げます。
  • 慢性的な感染症や病気: 長期にわたる感染症や病気は、体に継続的なストレスを与え、副腎の機能に影響を与えます。慢性疲労症候群、線維筋痛症、自己免疫疾患などの疾患は、副腎疲労症候群の原因となることがあります。
  • 感情的なトラウマ: 過去または現在進行中の感情的なトラウマは、身体のストレス反応と副腎機能に大きな影響を与える可能性があります。未解決の感情的な問題は、慢性的なストレスにつながり、副腎疲労をさらに助長する可能性があります。
  • 過労: 適切な休息や回復をとらずに、肉体的または精神的に常に無理をすると、副腎疲労につながることがあります。アスリートのオーバートレーニング、過度の仕事、多忙なライフスタイルは、副腎にさらなる負担をかける可能性があります。
  • 環境毒素: 重金属、農薬、化学物質などの環境毒素にさらされると、体に余分なストレスがかかり、副腎の機能に悪影響を及ぼすことがあります。
  • ホルモンのアンバランス: 甲状腺ホルモンや性ホルモンなど、他のホルモンのバランスが崩れると、副腎疲労の原因になることがあります。ホルモンバランスの乱れは、ストレスを悪化させ、副腎にさらなる負担をかける可能性があります。
  • 遺伝的要因: 副腎疲労症候群の遺伝的素因を持つ人もおり、慢性的なストレスにさらされると、副腎疲労症候群を発症しやすくなります。

副腎疲労症候群における予防の重要性

副腎疲労症候群は、個人のQOL(生活の質)や幸福感に大きな影響を与えるため、予防することが重要です。

主な理由には下のようなものがあります。

  • 合併症のリスクを低減する: 腎臓病は、慢性疲労症候群、線維筋痛症、自己免疫疾患など他の健康問題をを引き起こす可能性があります。予防・管理により、これらの発症リスクを低減することができます。
  • 病気の進行を遅らせる: 初期の兆候や症状を特定し対処することで、症状がより深刻な段階まで進行するのを防ぐのに役立ちます。
  • 心身の健康増進: 副腎疲労症候群に伴うホルモンバランスの乱れは、免疫力の低下、不安、うつなど、身体的・精神的にさまざまな問題を引き起こす可能性があります。
  • QOL(生活の質)の向上: 腎疲労症候群は、個人の日常生活に深刻な影響を及ぼし、生産性の低下、集中力の低下、日常業務の遂行困難などを招きます。
  • 医療費の削減: 副腎疲労症候群は、医療機関を頻繁に訪れ、高額な治療費、継続的な投薬が必要になることがあります。副腎疲労症候群を予防することで、医療費と医療制度への負担を軽減することができます。

副腎疲労症候群の悩みを漢方で和らげる方法はあるのでしょうか?

漢方は、中国古代の医学思想を基にしています。漢方では、体の状態を「陰陽五行説」や「気・血・水」の概念で説明します。陰陽五行説では、体内の機能や病気の発生は、陰陽や五行(木・火・土・金・水)のバランスによって決まるとされています。気・血・水は、体内のエネルギーや栄養素、代謝産物の運搬を担っており、これらのバランスが崩れると病気が発生するとされています。

副腎疲労症候群の予防と漢方の関連性

副腎疲労症候群(AFS)は、副腎の過剰な刺激に起因する慢性的なストレス、疲労、ホルモンバランスの乱れを特徴とする疾患です。漢方薬は、ストレスの根本原因に対処し、体内システムのバランスを整えることで、副腎疲労症候群(AFS)の予防に大きな役割を果たすことができます。

漢方薬は副腎疲労症候群の症状を改善するのに役立ちます。漢方では、体内の水分のめぐりをよくするために腎臓の働きを強め、尿の出をよくする“補腎利水(ほじんりすい)”の方法を用いて、症状の緩和を助け、体質の改善を行います。

さらに、血虚と言って血が少なくてもめまいが起こりやすい状態になりますので、体質を見て上記の漢方に造血作用の生薬を加えることで治療効果をアップすることができます。

また気力の「氣」を作るように促すのも、漢方薬です。特に高麗ニンジンやエゾウコギなどが気力を上げることができます。気力のない方は試されたら良いと思います。

漢方の考え方では、体内のバランスを整えることが大切であると考えられています。漢方薬は、そのバランスを整えるために、体内のエネルギー(気)や水分(血)の循環を促進する働きがあります。

漢方で体の自然な防御力を強化する

ストレス管理をサポートする

ストレスは、副腎疲労症候群のリスクを高める要因の一つです。漢方は、ストレス管理をサポートすることで、副腎の健康を維持することができます。リラクゼーションや気分の安定を促す漢方薬が、ストレスによる副腎への悪影響を緩和し、副腎疲労症候群のリスクを減らす効果が期待されます。

免疫機能を向上させる

漢方では、体の免疫力を高めることが病気や不調から身を守る重要な要素とされています。免疫機能は自律神経調整作用、ホルモンバランスと一緒に体内の働きを管理していきます。漢方はこの3つの働きを調整することによって免疫機能を向上させることができます。

エネルギーレベルを向上させる

漢方は、体のエネルギーレベルを向上させることも目指しています。エネルギーは脾の働きが最初に必要です。それから、肺に上がって腎のエネルギーをもらって全身に広がります。漢方薬によって、その方その方の五臓六腑のバランスを整えることで、エネルギーレベルを上げていきます。

栄養学的にもアミノ酸、ビタミン、ミネラルのバランスを重視します。特に副腎疲労に必要なのはコレステロールとビタミンCです。

副腎疲労症候群でお悩みの方へ
漢方の千幸堂薬局4つのアプローチ
  • 副腎に必要な栄養素を確認します。コレステロールとビタミンC、そしてたんぱく質です。
  • ストレスや疲労で血虚になっている場合は、造血作用のある漢方を選びましょう。そしてしっかり睡眠をとることです。
  • 胃腸の機能が落ちているときにはまず、胃腸を元気にしてエネルギーを作るようにします。
  • 高麗ニンジンや、エゾウコギ、また、黄耆などの生薬を含んだ漢方処方を選び免疫力を上げていきます。

副腎疲労症候群予防に役立つ漢方薬にはどのようなものがありますか?

漢方薬は、植物、動物、鉱物などの天然物を原料として作られた薬であり、体質や症状に合わせて処方される個別対応型の治療法です。漢方薬の働きは、体の気・血・水のバランスを整えることに主眼が置かれており、西洋医学のように症状を抑えることだけでなく、根本的な原因を取り除くことを目指しています。

以下に、副腎疲労症候群予防に効果的とされる生薬の作用をいくつか紹介します。

  • 地黄:炎症を減らし、副腎機能をサポートし、エネルギーレベルを向上させます。
  • 甘草:コルチゾールレベルを調整し、炎症を減らし、体のストレス反応を支援します。また、他の生薬と組み合わせて、その効果を強化します。
  • 人参:ストレスに対応しエネルギーレベルを向上させます。副腎機能をサポートし、活力を増加させるために使用されます。

ただし、漢方薬は一人ひとりの体質や症状に合わせて選ぶ必要がありますので、漢方専門家に相談することをお勧めします。

漢方薬の処方に加えて、漢方の千幸堂薬局では生活習慣のカウンセリングを行い、健康問題の根本原因に対処し、長期的な健康を促進します。副腎疲労症候群の予防に役立つ生活習慣の推奨事項には、以下のようなものがあります。

  • ストレスを効果的に管理する
  • 規則正しい睡眠習慣を確立する
  • バランスの良い食事を心がける
  • 定期的な身体活動を行う
  • 基礎的な健康問題に対処する

副腎疲労症候群を予防することは、全身の健康と幸福を維持するために極めて重要です。ストレスマネジメント、睡眠、食事、運動、健康上の問題への対処など、実践的な戦略を実施することで、副腎疲労症候群の発症リスクを低減し、より質の高い生活を楽しむことができます。副腎疲労症候群の予防を優先することは、長期的な健康と幸福を守るための積極的なアプローチなのです。

漢方薬の副作用と注意点

漢方薬は、副作用の少ない薬物療法と考えられていますが、他の薬物と相互作用がある可能性があります。

また、妊娠中や授乳中の女性、アレルギー体質の方などは、特に注意が必要です。

自分に適した漢方薬を見つけるために、漢方薬を使用する前に、医師・薬剤師などの漢方専門家に相談することが大切です。

副腎疲労症候群の悩みを漢方で和らげる

漢方薬による副腎疲労症候群の改善の症例です

38歳女性、仕事のストレスにより体調不良のため勤務不能となり、産業医から仕事を休むように言われた。病院へ行き検査をしても血液検査はホルモン値を含め、異状がなく、心療内科へと紹介状が出されました。心療内科での薬は抗うつ薬や睡眠薬で、それを飲むと眠れるけれど、起きられなくなり、ますます身体のだるさがひどくなってきたので、漢方の治療を希望され相談に来られました。

もともと人のことが気になる性格で、上司との折り合いが悪く、そこでのストレスが非常にたまっていたことが分かりました。そのうちに食欲もなくなり、仕事から帰っても食事がとれないことが多くなり、栄養のバランスが悪くなっていったことも関係していると推察しました。

漢方の見立てでは血虚気虚の状態なので、十全大補湯とエゾウコギを合わせて処方しました。またアミノ酸とビタミンCを多めにとるように栄養指導を行いました。しばらくすると少しずつ昼から起きて活動ができるようになっていきました。

その後も、漢方カウンセリングを継続した結果、自分の性格に合った職場に転職をされて社会復帰されました。

統合的なアプローチならでは根本解決に至ったと思える事例でした。対症療法だけではなく、生きていくためのエネルギーを補給し、ストレスからも解放していくと、副腎疲労症候群からの復帰につながると感じた漢方相談でした。

千幸堂は身体全体のバランスを取り、ご自分の身体をご本人がコントロールできるようになることを目指しています。

まとめ

漢方は、副腎疲労症候群を予防・管理するための自然で統合的なアプローチを提供します。この伝統的な自然療法を取り入れることで、ストレスやホルモンバランスの乱れの根本原因に効果的に対処し、エネルギーレベルの向上、不安の軽減、生活の質の向上につながります。

健康な体を維持するために、漢方薬を日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。漢方で自然な回復力を養いながら、不足している栄養素を補給し、副腎疲労症候群の予防につなげていく方法をご提案しています。

漢方薬を安全で効果的に使用するために、常に資格を持った漢方専門家に相談してください。

副腎疲労症候群で悩んでいるなら
一度漢方相談をしてみよう!

自分の心と体に向き合い、心身のバランスを整えて生活するために、漢方薬局は強い味方になります。千幸堂ではメールやLINEでの問合せにも対応しているので、一度相談されてはいかがでしょうか。

漢方の千幸堂薬局では漢方相談で、それぞれの悩みや体質に合った漢方薬をお届けします。

  • お急ぎのときはお電話でお問合せください
受付:11時~17時(水日祝・定休)
受付:11時~17時(水日祝・定休)

漢方相談お問い合わせフォーム

LINEでお問い合わせ

LINEでもご相談を受け付けております。どうぞお気軽にご利用下さい。

スマートフォンから登録
ボタンをタップで友だち追加ページが開きます
QRコードから登録
QRコードをスキャンすると友だち追加できます
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次