漢方薬の効き目はすぐには出ないもの? 漢方の効果や副作用を解説!

漢方薬は効き目が出るまでに時間がかかるというイメージをもっている人も多いのではないでしょうか。即効性をもつ種類の漢方薬もありますが、体質改善や慢性疾患に対しては確かに長期的に服用する場合も少なくありません。今回は、漢方薬の効果や副作用について解説します。漢方薬の効き目について理解しておくと、より効果的に取り入れられ健康な体を維持することにつながるはずです。

目次

漢方の効き目とは?

そもそも漢方薬はどのような症状や疾患に効果が期待できるのかを知っておく必要があります。漢方薬の主な適応は「機能性疾患」です。機能性疾患といっても幅広いのですが、命に直接かかわる病気ではない点がまず挙げられます。例えば、自律神経失調症や更年期障害、冷え性など西洋医学的には原因がはっきりしずらいものに効果があります。他にも、粘膜や免疫機能などにかかわる病気や症状も機能性疾患で、風邪をひきやすいとか癌などの病気の後免疫力を高めておきたいなどの要望にお応えできるのが漢方薬です。

生薬の複合による効果

漢方はもともと中国を起源とする医学です。日本でも日本独自に発展し、今では多くの人に服用されています。漢方薬の原料は「生薬(しょうやく)」です。草や木などの植物を原料として思い浮かべる人も多いでしょう。それ以外にも動物や鉱物など自然に存在し薬効が認められるものであれば生薬として漢方の原料となり得ます。

漢方において生薬は単体で用いられるものではなく、2つ以上が調合され作られるのが基本です。多くの人が病院やクリニックで処方してもらったりドラッグストアで購入したりするものは一般的に化学合成物で出来ている西洋薬と呼ばれるものになります。

西洋薬の多くが1つの有効成分が特定の病気・症状へ作用するよう作られているのに対し、漢方薬は1つの薬に複数の有効成分が配合されておりいくつかの病気や症状に効果を発揮します。この点が西洋薬との違いであり特徴です。西洋薬も複数の成分が含まれていることはあるものの、その多くは飲みやすくしたり効果を強く発揮したりするための補助的な役割を担っています。漢方薬のように配合成分のほとんどが有効成分であるわけではありません。

また、漢方医学では症状のみならず体質も重視され薬が処方されます。同じ症状でももともとの体質が異なれば、処方される漢方薬が異なる場合も少なくありません。月経症や冷え性、虚弱体質などの機能性疾患を含めたさまざまな体調不良の改善に効果を発揮するのが漢方薬なのです。

厚生労働省も効果を認める

数ある漢方薬の中でも「医療用漢方製剤」として指定されたものには健康保険が適用されます。つまり、厚生労働省の認可を受けており、国が認めた医療用医薬品という扱いになるのです。医療用漢方製剤であれば患者負担は最大3割で済むため、費用をあまりかけずに効果が得られる漢方薬を処方してもらうことができます。

ただし、保険適応を受けている漢方薬は種類が決まっていること。そして、保険適用上の症状にしか保険が使えないことなど短所もあります。一般的に漢方相談薬局では、保険が使えないので自由診療となるので、病院で保険適応で処方される漢方よりも値段が高くなります。しかし、その人の体質に合うように、生薬を加えたり、2つの処方を合わせていくなど、微妙な調整をしてピッタリの漢方薬を作ることができるのが長所となります。

サプリメントや健康食品とは異なる効果

漢方薬に対して、サプリメントや健康食品と同様のイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、その認識は正しくはありません。説明したように、漢方薬は歴とした医薬品なのです。サプリメントや健康食品は日常生活では不足しがちなビタミンやミネラル、その他の栄養素などを補給するために用いられます。植物や海草、動物など自然の素材を原料として作られているものもありますが、漢方薬とは異なり病気の治療に効果や効能が認められているわけではありません。この点が漢方薬との決定的な違いです。

ただし、一部のサプリメントや健康食品は「機能性食品」として認可され、体質改善などに一定の効果があることは国に認められています。漢方薬などの医薬品と併用することで体調が整えられ、健康が維持できるケースもあるでしょう。

漢方にはよくない効果もある?

漢方薬は健康食品ではなく医薬品です。西洋薬と同様に、種類や使用方法、症状などによっては副作用が起こることがあります。ここでは、漢方薬の服用の際に起こりうる副次的な効果、とりわけあまりよくない効果について解説します。

生薬が持っている副作用

漢方薬の原料である生薬は、その種類ごとに出やすい副作用があります。例えば、消炎・鎮痛作用をもつ「甘草」は漢方薬の70%に使用されていますが、長期的または過剰に摂取すると「偽アルドステロン症」や「低カリウム血症」となることがあります。手足のしびれやこわばり、むくみや頭痛、筋肉痛、血圧上昇などが主な症状です。甘草は市販の風邪薬のほか、甘味料として食品に含まれている成分でもあります。あくまでも大量に摂取した場合に引き起こされる可能性のある症状と捉えておくとよいでしょう。

「エフェドリン」という有効成分を含む「麻黄」は、動悸や不眠、胃もたれ、食欲不振、下痢、多汗などの症状を引き起こすことがあります。他にも、漢方に用いられる「附子」や「地黄」、「黄ゴン」などの生薬も、飲む量や飲み方、症状などによっては副作用が起こる可能性があることを知っておきましょう。

副作用が出やすくなる条件と対処法

漢方薬の副作用は、服用した人のすべてに出るわけではありません。出やすい人と出にくい人がおり、その傾向や条件を知っているだけでも対処法が見出しやすくなるでしょう。まず、女性は男性の2倍ほど、副作用が出やすいとされています。また、小柄な人や50代以上の中高年者にも副作用が出やすい傾向がみられます。漢方薬を飲み始めて3カ月以内の人や、3種類以上の漢方薬を飲んでいる人も、それ以外の人と比べて副作用が出やすいでしょう。

西洋薬と併用している人や病気の治療を受けている人、特に利尿剤を使用している人や糖尿病のインスリン治療、肝臓疾患の治療を受けている人は副作用が起こりやすいため注意が必要です。

漢方薬を服用したことが原因で起こる症状の多くは、飲むのをやめることで徐々に改善されていくでしょう。大事なことは、もともとの病気や体調不良が悪化したのか、それとも漢方薬の副作用が起こっているのかの見極めです。漢方薬を服用して体調が悪くなったのであれば副作用の可能性が高いと判断し、一旦服用を中止することをおすすめします。治療が必要になるような重症化は0.1%未満とほとんど可能性はありませんが、念のために医師に相談しましょう。その際は、服用した漢方薬や症状などの情報を正確に伝えることも重要です。

副作用以外の身体への影響

中高年以降に起きがちな物忘れに効果があるとされる生薬「遠志(おんじ)」を含む漢方薬を服用すると、血液検査に影響を与えることがあります。健康診断前の服用は控えてきましょう。また、便秘解消の効果が期待できる「大黄(だいおう)」が含まれる漢方薬は、長期で服用すると腸の自律的な運動機能が弱まったり依存性が発生したりするので注意が必要です。短期的な服用にとどめることをおすすめします。妊娠している人は、大黄、亡硝(ぼうしょう)、桃仁(とうにん)、牡丹皮(ぼたんぴ)、紅花(こうか)、牛膝(ごしつ)などを含む漢方薬の服用はそもそも避けてください。早産あるいは流産のリスクを高める可能性があるためです。

しかし、漢方の専門家に体質に合わせて処方を選ぶことによりほとんど副作用が出ないことも知られています。まずはしっかりと体質診断をして処方を出してくれる医師や薬剤師、登録販売者から、問診を受け、漢方を選ぶことが大事なのです。

漢方の効き目を正しく理解しよう

西洋薬と比較すると漢方薬の効き目は穏やかであるというイメージをもっている人も少なくないでしょう。それは、生薬が主に体質改善や機能回復を図る効能をもっているためです。漢方では病原を排除するというよりも、身体を健康にして病気を克服し、予防する点に重きを置いています。即効性に期待するのではなく、健康のために適度に取り入れ、病気の予防をしていくといったイメージで向き合うとよいでしょう。

しかし、医薬品であるということは、副作用の可能性も同時に認識しておかなければいけません。漢方薬を服用する際は専門家と相談し、自身の症状や体質などに合った漢方薬を選別してもらうことをおすすめします。

漢方についての理解を深め、心身ともに健康な状態を目指してみましょう。

病気による不快な症状は西洋医学でも改善することは多いですが、漢方からのアプローチが有効的な場合もあります。豊富な種類の漢方薬を個人に合わせた処方をすることで、改善の最短距離になることもあるでしょう。自分で適切な漢方を選ぶのは難しいと感じる方は、千幸堂にお任せください。体質に合った漢方をお選びします。

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