不妊治療のため、病院へ行ったところ「高プロラクチン血症」と診断されました。薬が処方されましたが、副作用が強く出てしまい薬を飲み続けることができませんでした。その上卵管も狭く、生理周期も35日と長めで排卵日も遅めです。今は冷えの解消も含めて整体に通っています。できれば漢方だけで妊娠したいです。(33歳女性)
漢方の千幸堂薬局では『高プロラクチン血症の漢方相談』にメールやLINEで対応しているのでお問い合わせください。
不妊と高プロラクチン血症
33歳のAさんは、高プロラクチン血症がありましたが、不妊治療のため体質に合った漢方薬と、芍薬甘草湯、そして焙じ麦芽を煎じて飲み続けたところ9か月で自然妊娠されました。
脳下垂体などの器質的病変がない場合は、体質改善でプロラクチンが下がることもあります。
しかし、一方で、早く妊娠を望む方も多く、そういった場合は、病院の高プロラクチン血症の薬を飲みながら、漢方薬で卵子や子宮の血流を上げ、さらに、母体全体の力をつけ妊娠に早く到達する方法も良い結果が出ています。
いずれにしても、治療方法をしっかりと話し合い、西洋薬と東洋医学の良いところを合わせて利用するのが一番妊娠率を上げえると考えています。
高プロラクチン血症をコントロールする薬の副作用
プロラクチンは、脳下垂体から分泌される乳汁などを分泌する働きを持つホルモンです。産後、母乳を与えていると生理がこないのは、主にプロラクチンの働きによるものです。また、排卵を抑制する働きもあります。
「高プロラクチン血症」の原因は、特定の薬剤の服用、脳下垂体腫瘍、潜在的な体質、ストレスなどが考えられます。それらの原因で血液中のプロラクチンが高くなり、受精卵が子宮内膜に着床しにくいだけでなく、排卵の障害にもなっています。
病院では血液検査でプロラクチンの濃度を測定し、診断します。治療としては、プロラクチンの分泌を抑える薬が処方されますが、めまい、嘔吐などの副作用を伴うため、長く続けられない方が多いのも確かです。
潜在性高プロラクチン血症
通常はプロラクチンの値が正常値の人でも、強いストレスが持続したりや、夜間、黄体期の場合などに数値が高くなることもあります。この潜在性高プロラクチン血症でも排卵が遅れたりする事があります。
TRHテストというホルモン負荷検査で診断することができます。普段は正常でも、体外受精などを受ける前に検査すると高い数値が出ておられて驚かれる方もおられます。
プロラクチンを下げる漢方
プロラクチンを下げる生薬として麦芽があります。また、芍薬甘草湯も血中のプロラクチンの値を下げることがあるので、服用をお勧めしています。
プロラクチンと麦芽
東洋医学ではプロラクチンをコントロールする食べ物として「炒り麦芽」は、高プロラクチン血症の薬の副作用がひどくて飲めない方にはお勧めです。
漢方についての理解を深め、心身ともに健康な状態を目指してみましょう。
高プロラクチン血症の症状は西洋医学でも改善することは多いですが、症状によっては漢方からのアプローチが有効的な場合もあります。
豊富な種類の漢方薬を個人に合わせた処方をすることで、高プロラクチン血症改善の最短距離になることもあるでしょう。
自分で適切な漢方を選ぶのは難しくありますが、千幸堂にご相談いただけた場合、丁寧な問診ののち、体質に合った漢方をお選びします。ご相談ください。
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