花粉症にも漢方が役立つ!ひとりひとり違う症状に対応できる理由

花粉症でぼっとしている

漢方は、さまざまな病気の症状を身体からのSOSととらえ、その原因や体質に応じて約200種類から選んで使用するものです。もちろん花粉症対策にも漢方は使うことができ、人によって異なる症状に合わせたアプローチが可能です。花粉症による不快症状に悩む方は、少なくないはずです。そんな方に向けて、花粉症の症状に対応する漢方も紹介します。

目次

花粉症の方へ漢方の千幸堂薬局ができること

花粉症の対策に漢方が使える理由

花粉症と一口に言っても、症状はさまざまで体質もひとりひとり異なります。花粉症を繰り返しているのであれば、症状が出る前から飲める漢方もあります。花粉症と診断されていなくても、症状や体質に対してアプローチするので、より早期段階で治療が始められるという漢方のメリットを生かすチャンスです。鼻づまりやくしゃみ、目の異常など症状があれば、体質と症状に合う漢方薬を選んでいきます。

西洋医学の薬は、症状を引き起こす原因そのものに対応するため、原因が明確でなければ有効な治療はできません。しかし、漢方医学は症状や体質に応じた漢方を選ぶため、花粉が原因かどうかわからなくても漢方を使えるのです。そのため、たとえ花粉に反応しているかどうかがわからなくても、アレルギー体質を改善できれば症状が起こりにくくなります。何が原因かわからない段階だが、すぐに不調を改善したい場合にも利用できるのが大きなメリットといえるでしょう。

漢方医学は、病気の原因ではなく症状や体質に着目する考え方です。つまり、花粉症の場合、アレルギー体質の改善とくしゃみや鼻水などの症状を治すための治療が行われます。そのため、症状の原因が花粉症なのか風邪なのかという点は関係ありません。漢方医学では、人間の体は「気」「血」「水」の3要素で構成されており、花粉症の症状は「水毒」ととらえられています。

これは、必要な部分には水が少なく不要な部分に水が溜まっている状態です。例えば、鼻づまりは鼻の粘膜に水分が溜まり、膨張して起こる症状です。体内の水分量が増えていなくても、過労や睡眠不足が原因で気が不足し、水の停滞を引き起こして症状が出やすくなるケースもあると考えられています。そのため、漢方医学では、不要な部分に溜まった水分を解消しバランスを整えるための漢方を服用し、花粉症の症状を抑えていきます。

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そもそも花粉症って?

花粉症は、植物の花粉が原因で引き起こされるアレルギー反応です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれており、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどが主な症状です。鼻の粘膜にくっついた花粉がマスト細胞という細胞にくっつき、その状態でさらに花粉が鼻腔内に入ることで、マスト細胞からアレルギー誘発物質が出てアレルギー反応が起こります。花粉とウイルスはほぼサイズが同じであるため、体内に侵入するとウイルスの侵入時と同じような生体防御反応が起こるのです。

日本では、スギやヒノキ、シラカンバ、カモガヤなど約60種類の植物が花粉症の原因と報告されていますが、中でもスギは日本における花粉症の約2割を占めています。これは、全国の森林の18%をスギが占めていることが関係しているようです。ただし、一つの花粉にのみ反応するとは限らず、複数の花粉に反応したり、どの花粉にも反応しなかったりと人によってさまざまです。花粉症は、食生活の変化や運動不足、ストレス過多、冷房、環境破壊などによって、環境や生活スタイルが変化したことにより症状が出やすくなっていると考えられています。そのため。人によって症状も程度も大きく異なるのです。

一方、ダニやほこりなど花粉以外のものが原因となり引き起こされるものを、通年性アレルギー性鼻炎といいます。鼻炎に限らず、目のかゆみや喘息、アトピー性皮膚炎などを合併することもあります。花粉症と併発し、年間を通してアレルギー反応に悩まされる人も少なくありません。

花粉症の主な症状とは?

花粉症の症状は、鼻、目、それ以外の3つに大きく分類でき、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の患者に起こりやすいといわれています。鼻の症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが挙げられます。鼻水は粘り気がなく、サラサラしているのが常に流れ出るのが特徴です。鼻粘膜が腫れて鼻づまりが起きると、口呼吸になって咳や口内の渇きを引き起こし、においが感じにくくなります。その結果、食べ物の味を感じにくくなります。また、くしゃみは多くの花粉症患者が悩まされる症状のひとつです。風邪等と比較すると回数が多いのが特徴です。鼻の症状が出ると呼吸しにくくなるため、眠りが浅い、集中力の低下といった2次症状を引き起こすこともあります。

さらに、目のかゆみや充血、涙が出るといった目の症状を併発するケースが多いです。のどや皮膚のかゆみ、頭痛、倦怠感などの症状が出る人もいます。シラカンバやイネ科、ハンノキなどが原因の花粉症の場合、一定の野菜や果物を食べると口内のかゆみや腫れが起こる口腔アレルギー症候群を併発することもあります。鼻症状をはじめとするこれらの症状は、ウイルス性の風邪とよく似ているため、症状だけで花粉症と判断するのは至難の業です。

西洋医学における花粉症のとらえ方

西洋医学は原因物質に着目し、それを取り除くことで症状をなくそうとする考え方です。人間の体内には、ウイルスや細菌などに働くTh1と、花粉や食物などに働くTh2という2種類のリンパ球があります。この2種類のリンパ球のバランスが、ライフスタイルの乱れなどによって崩れ、Th2が増えてしまうと花粉症のアレルギー反応が起こるのです。花粉を察知したTh2は、肥満細胞にその情報を伝えます。次に、肥満細胞がロイコトリエンやヒスタミンを放出し、これらの化学物質が鼻や目で働くことで、症状が出てくるのです。ロイコトリエンは鼻づまりなど、ヒスタミンは目のかゆみやくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの原因となります。西洋医学では、ヒスタミンの放出を防ぐ薬などを服用して症状をなくすことを目指します。

西洋医学の薬は?

主としてくしゃみ・鼻水に効く薬
  • 第1世代抗ヒスタミン薬
  • 第2世代抗ヒスタミン薬

鼻づまりにもある程度効果がある

鼻づまりの薬
主として鼻づまりに効く薬
  • 抗ロイコトリエン薬
  • 抗プロスタグランジンD2
  • トロンボキサンA2
  • 第2世代抗ヒスタミン薬
  • 血管収縮剤配合剤

くしゃみ・鼻水にもある程度効果がある

鼻づまりだけに効く薬
  • 点鼻の血管収縮剤

作用時間が短い・薬剤性鼻炎に注意

全般的な薬
  • Th2サイトカイン阻害薬
  • ケミカルメディエーター遊離抑制薬
  • 鼻噴霧用ステロイド薬
  • 経口ステロイド薬
  • 生物学的製剤(抗体療法)

アレルギー性鼻炎ガイド 2021年版

ライフ・サイエンス

花粉症の各症状に対応する漢方薬は?

鼻の症状に対応する漢方薬

鼻づまりや鼻水、くしゃみには、温める作用のある「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」が効果的です。特に鼻水が多いときに使用するとよいでしょう。アレルギー性鼻炎の漢方として知られており、発汗作用や咳を鎮める作用、痰を取り除く作用が期待されます。「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」も同じく鼻水やくしゃみに効果的ですが、鼻水の量が少ないときに服用するとよいでしょう。小青竜湯で効果が出にくいときや、高齢者の花粉症にも使用されます。また、手足の冷えがひどいときや、倦怠感が強いときにも処方されます。ただし、麻黄は大量に服用すると血圧上昇や尿閉、脳卒中、心筋梗塞のリスクが上がるため注意が必要です。

「葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」も鼻づまりや鼻水の症状に対応します。冷えによって溜まった水の発散をうながし、鼻づまりにアプローチしていきます。鼻づまりがひどく息がしづらいという場合に使用するとよいでしょう。「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」は、鼻づまりがひどくにおいがわからない場合に向いています。熱を冷まし、呼吸器を潤す作用があるため、乾燥性のある鼻づまりに効果的です。

目の症状に対応する漢方薬

「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」は、目の症状にも使用できます。目が熱をもっている、かゆみがある、涙が出るという場合に効果的です。「越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)」は、清熱作用のある生薬が入っているため、目の充血やまぶたのむくみのある場合に使用しましょう。小青竜湯の効果が不十分に感じられるときにも試してみるとよいでしょう。「桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)」は、特に目周辺の赤みや炎症がひどいときに服用します。最近では「洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)」という新しい処方もできてきました。

その他の症状に対応する漢方薬

川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)」は前頭部が重く感じる頭痛に対応します。咽頭痛があれば「甘草湯(かんぞうとう)」皮膚炎がある場合は「桂枝加黄耆湯 (けいしかおうぎとう)を服用します。桂枝加黄耆湯 は体質改善を目的とした漢方で、特に皮膚が乾燥しがちでかゆみや熱感の激しい場合によいといわれています。同じく「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」も花粉による皮膚炎に効果のある漢方です。虚弱体質で汗をたくさんかき、湿疹やあせもができやすい人に向いています。

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