落ち着いた気分で毎日を過ごしたいのに気が付いたらイライラしてしまっている、と悩んでいる人は少なくないのではないでしょうか。気分を自分でコントロールできずに困っている人もいるでしょう。ここでは、そのような人たちのイライラやヒステリーなどの症状に対する漢方薬の有効性について解説します。日常生活でできるイライラの対処法も紹介するので漢方薬と合わせて取り入れ、心身の不調改善へと取り組んでみましょう。
イライラについて千幸堂の4つの考え方
イライラするときは誰にでもあります。しかしその原因は様々です。イライラするだけなら良いですが、実はこのイライラの気持ちは身体の臓器をむしばんでいくことがあります。例えば、イライラが原因で、のどが詰まったり、食欲がなくなったり、眠れなくなったり、肩が凝って仕方が無かったり、肝臓の機能が悪くなったりするのです。
心の健康は身体の健康につながっていきます
イライラして、身体のバランスを崩す前に是非、お手当していきましょう。イライラの症状に漢方はすぐに効果ありますか?と質問をいただきますが、きちんと体質や目的に合う漢方を服用していくと効果あります。また、ストレスに強くなる体質にも改善できるので試していただきたいです。
いずれにしても、病院で多汗症の治療もいろいろありますが、根本的に改善することを併用した方がうまくいきます。是非、漢方をお試しください。
イライラには漢方が効果的?
ついイライラしてしまうストレス症状に、果たして漢方は効果を発揮してくれるのでしょうか。メンタルにかかわる症状と漢方との関係について解説していきます。
メンタル症状に漢方は有効!
漢方は中国を発祥とし、日本に伝わってからは独自の発展を遂げてきています。漢方薬の中には古い時代から精神不安や気分の高まりなどメンタルにかかわる症状を鎮めるために使われてきたものもあるのです。そのような効果をもつ漢方薬を服用することでメンタルの不調を一時的に緩和するだけではなく、日々の心身の健康状態の維持も目指すことができます。気休めではなく、一部の漢方薬はメンタル症状に効果を発揮してくれることを認識しておきましょう。
イライラに漢方薬を使うメリット
強い不安やストレスを感じている人の中には、西洋薬を処方してもらったり西洋薬の服用を検討したりしている人もいるのではないでしょうか。もしイライラの症状を緩和したいのであれば、漢方薬も選択肢に入れてみましょう。漢方薬は西洋薬と比べて副作用のリスクが少ないメリットがあります。また、眠気を誘うこともあまりないので、仕事や家事などに悪い影響を与えることもほとんどありません。依存性が少ない点も漢方薬のメリットです。症状が改善したらすぐに薬の量を減らしたり服用を止めたりすることができます。
病院で診てもらうほどの重症ではなく、しかし、メンタルが落ち着かないといった軽度の症状も漢方薬を服用することで改善が期待できます。特定の症状を鎮めるだけにとどまらず、心も体も含めた全身のバランスや調子を整えられる点も漢方薬の特徴です。西洋薬を頻繁に服用することに抵抗感を持っている人は、特に漢方薬を取り入れるメリットが感じられるのではないでしょうか。
イライラしてしまう原因とは
イライラしたりヒステリーを起こしたりしてしまう原因はストレスです。そのストレスが溜まってしまう根本的な原因は人により異なります。病気や睡眠不足、過労や生活環境の変化、人間関係などさまざまなことが考えられるでしょう。まずは、それらの原因を突き止め取り除けないかを考えることが重要です。もし取り除けるのであればストレスは緩和・解消され、イライラを感じてしまうことも少なくなるでしょう。女性の場合は女性ホルモンの変動による更年期障害やPMS(月経前症候群)、あるいは認知症などが原因の場合もあります。こうしたことが原因である場合は自身で取り除くことが簡単ではないため、医学など他の方法に頼ってみることをおすすめします。
イライラするときの対処法!
イライラしてしまったときに試したい、日常生活でできる対処法を紹介します。可能なことから試し、ストレスの緩和を目指してみましょう。
生活習慣を見直す
ストレスは生活習慣の乱れから引き起こされることも少なくありません。生活習慣を見直すことで、精神的に落ち着く人も出てくるのではないでしょうか。睡眠時間が少ない人は、テレビやインターネットなどに費やす時間を少し削り十分な睡眠時間を確保してみましょう。睡眠の質も重要です。寝る直前は強い光を浴びることを避け、体に合った寝具で寝ることも心がけてください。喫煙もメンタルに悪い影響を及ぼすとされています。少しずつ本数を減らし、最終的には禁煙を目指しましょう。体は食べたもので作られています。さまざまな種類の食品を取り入れバランスがよく規則正しい食生活を心がけることで、心身ともに健康な状態となることができるはずです。運動も非常に重要です。ジョギングやストレッチなどからでもよいので適度に運動をし、口にしたものの栄養素や有効成分が全身に巡るような土台を作り上げておきましょう。
リラックスする
意図的にリラックスできる状態を日常生活で作り上げることも重要です。深呼吸するだけでも精神的なストレスが和らぐことがあります。イライラしていると感じたら深呼吸することを習慣化してみましょう。散歩にもリラックス効果が期待できます。軽い運動になるとともに、知らない道や場所を歩けば新たな刺激がありポジティブな思考や感情になっていることを実感できるはずです。お風呂にゆっくりとつかったり、カフェインの入っていないハーブティーを飲んだりなどのリラックス方法も試してみましょう。好きな香りのアロマを焚く方法もおすすめです。自分がリラックスできるものをみつけ日常生活に積極的に取り入れることで、イライラを感じる頻度も減っていくのではないでしょうか。
イライラへの漢方のアプローチ
漢方薬は確かにイライラやヒステリーなどの症状に効果が期待できますが、具体的にどのようなアプローチで症状緩和へとつながっているのでしょうか。イライラへの漢方のアプローチについて解説していきます。
肝を正常にする
東洋医学では、ストレスなど感情にかかわることは肝臓がコントロールをしていると考えられています。つまり、肝臓の働きを改善することができればイライラやヒステリーを抑えることができるのです。漢方薬には肝のバランスを整え神経が高ぶった状態を鎮めることによりストレスの症状を改善してくれるものがあります。体質等も考慮しながら服用すれば、肝のバランスを改善するとともにメンタルにもよい影響を与えてくれるでしょう。
気滞を改善する
「気」の流れが悪くなると、精神的に不健康になりやすいと考えられています。「気」とは生命エネルギーのことで、これがスムーズに流れずに滞っている状態を「気滞」といいます。つまり、気滞がストレスの原因となっていることが多々あるのです。気滞は体内の血液や水の流れの邪魔をし、さまざまな臓器の機能低下を招く恐れがあります。イライラや情緒不安定の状態は、気滞を改善することで徐々に治っていくでしょう。気滞はメンタルの不調のほか、のどの詰まりやお腹の張りなどの症状を引き起こすことも少なくありません。これらの症状を感じたら、漢方薬で気滞を改善してみることをおすすめします。
気逆を改善する
気(生命エネルギー)が順調に体内を巡っているとき、人は心身ともに健康な状態であるといえます。この気が本来の巡り方と逆行してしまい、それが原因で体調不良を感じてしまうことがあります。これが「気逆」です。漢方薬ではこの気逆にアプローチすることで、メンタル症状の改善を目指すことも可能です。気が上昇してしまうと、イライラだけではなく頭痛や動悸、めまいといった症状を引き起こすこともあります。感情的になっている人に対し「頭に血が上っている」と表現されることがありますが、この状態がまさに気逆です。漢方薬で気の巡りを正常化することで、こうした症状も徐々に改善されていくでしょう。
漢方についての理解を深め、心身ともに健康な状態を目指してみましょう。
イライラやヒステリーなどの精神的なストレスにはさまざまな原因があります。いずれの原因であっても、漢方を取り入れることで改善できる可能性が高いでしょう。人によっては劇的な改善がみられるケースも少なくありません。
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